第1巻|白色・クリーム色の花
2016.8.26
リリース開始
北海道に生育する植物1,136種の写真14,000枚以上を収録
40年以上にわたって蓄積した北海道に生育する植物1,136種の写真数万枚の中から14,000枚以上を選りすぐり、花の色の系統ごとシリーズ全5巻に収録しています。
*花が複数の色をもつ場合には、同じ植物がそれぞれの色の系統の巻に重複して収録されています。例えば、赤と白の花の植物は赤系統の巻と白系統の巻それぞれに同じ写真が収録されています。
北海道の植物図鑑|第1巻
白色・クリーム色の花
フリー素材としてご活用いただけます
ロイヤリティフリー・デジタルフォトコレクションですので「ユーザー利用許諾規約」の使用許諾の範囲において、いつでも、何度でもご使用いただけます。
平均1MBの高い解像度
写真は平均1MBで、高い解像度を提供しています。高品質での画面上での拡大やA3サイズへの印刷が可能です。
*フィルム写真で撮影したものなどには、1MB以下のサイズの写真もあります。
和名・学名・科名・属名・開花期・生育場所の情報を掲載
インデックスに和名・学名・科名・属名・開花期・生育場所の情報を掲載しています(下記例参照)。
和名「レブンアツモリソウ」 学名「Cypripedium macranthos Sw. var. rebunense (Kudo) Miyabe et Kudo」 科名「ラン科」 属名「アツモリソウ属」 開花期「6月、7月」 生育場所「低湿地」
*インデックスは、書籍の目次・索引に相当するものです。PDF形式で印刷できる各巻のインデックスを、順次HPで掲載していきます。
花だけでなく、葉、茎などの写真も収録
花だけでなく、葉、茎などの写真を一種の植物につき複数枚収めており、植物の全体がわかりやすいようになっています。画面上で拡大もできます。
*植物によって、撮影部分と写真の収録枚数は異なります。
記録としても価値ある希少種も収録
特に第5巻には自然環境の悪化などによって現在では見ることが難しくなった貴重な植物の写真を収めており、北海道の植物の記録としても価値のある資料となっています。
「北海道の植物図鑑 教材・素材集」の使いかた
学術・アウトドア・商用など幅広く活用していただけます。
○ 研究論文、学会や研究会でのプレゼンテーションでの写真資料として
○ 学校での理科・生物教育や、NPOなどでの自然保護活動での資料として
○ 個人や仲間同士、アウトドアツアーでの登山やハイキング、植物観察ツアーで見つけた植物を調べる資料として
○ 北海道の自然をPRしたり、製品やサービスを宣伝するwebサイト、ポスター、記事などの写真素材として
○ 植物のスケッチ素材として
○ 北海道以外の国内の地域に生育する植物の検索資料として
*商用にご利用の際は、画像・ポスターの下部に「写真:北海道の植物図鑑(谷口弘一 作)」の表記が必要となります。詳しくは「ユーザー利用許諾規約」の<利用許諾範囲>をご参照ください。
パソコン・スマートフォン・タブレットなど、幅広くご使用いただけます。
○ パソコンの場合
フィールドで見つけたり、スマートフォン等で撮影した植物を、自宅や研究室のパソコンで、DVDのインデックスに掲載された和名、学名、科名、属名、開花期、生育場所の情報を使って同定することができます。
○ タブレットやスマートフォン等のモバイル端末の場合
本DVDのデータを、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末の本体や外部メモリ(SDカード等)にパソコンを経由してコピーし、フィールドで見つけた植物を、インデックスに掲載された和名、学名、科名、属名、開花期、生育場所の情報を使って同定することができます。
*パソコン、スマートフォン、タブレットのいずれにおいても、和名、学名、科名、属名、開花期、生育場所でのキーワード検索およびご自身で撮影した写真と本DVD図鑑の画像による画像検索はできません。
*インデックスは、書籍の目次・索引に相当するものです。PDF形式で印刷できる各巻のインデックスを、順次HPで掲載していきます。
*Windows8以降、MacOS X v10.8以降のOSでの使用を推奨します。それ以前のOSの場合は、画像の読込みや表示に時間がかかる場合があります。また推奨するOSであっても、パソコンのスペックやブラウザの環境によっては画像の読込みや表示に多少時間がかかる場合があります。
*コピーに必要な空き容量は各巻に記載されています。
北海道の植物図鑑
収録画像のご紹介
*画像をクリックすると拡大表示します。
*収録画像のほんの一部です。
01
この『北海道の植物図鑑 教材・素材集』は、私の父 谷口弘一が、生涯をかけて調査・研究してきた北海道の植物を紹介するDVD図鑑です。
父は、40年以上にわたって北海道に生育する植物の写真を撮り続けてきました。それは1,136種、数万枚におよび、北海道のほとんどの植物を網羅しています。本DVD図鑑では、その中から選りすぐった約14,000枚の写真を使い、一種の植物につき複数枚の写真を収録して全5巻にまとめました(*1)。
各巻は花の色別にまとめてあります。また、目的の植物を見つけるために和名、学名、属名、科、開花期、生育環境の情報を掲載しています。
父がこのDVD植物図鑑を作成するに至った経緯について、少しご紹介したいと思います。
父は1977年に初めて書籍『北海道植物教材図鑑 野の花』を作成し、以後2005年の『北海道の野の花 最新版』まで、約30年にわたり、計9冊の北海道の植物に関する図鑑(*2)を発刊しました(いずれも北海道新聞社刊)。これは文部省(当時)から科学研究費をいただいたことで開始され、その後も継続的に研究を発展させることができました。それまで主流だった比較的小さな写真を一律に掲載するタイプの図鑑とは異なり、大きく鮮明な写真と植物のスケッチや特徴を収めた植物図鑑として、今なお多くのファンの方々に大切に使っていただいています。
また、全道の小中学校の自然教育の教材として、あるいは植物や登山の愛好家、研究者のテキストとしても広く使われています。
改訂版や新刊の出版のたびに、収録する植物の種類と写真は充実していきました。父がそのような努力を続ける一方で、北海道の自然環境は開発事業などにより悪化・破壊が進んできました。そのために失われたり、自然状態では見ることがほとんどできなくなった植物も少なくありませんでした。
02
父は、それらの植物が目の前で失われてゆくことを恐れ、憂いていました。貴重でユニークな北海道の植物の素晴らしさ、美しさ、楽しさを子どもも大人も、より多くの人に伝えたい。そして守り続けたい。その想いは強く、父は北海道の植物を図鑑で紹介するだけにとどまらず、道新文化センターでの講座や、野の花の会、北海道野の花に親しむ会の活動などを通して、社会に働きかける保護活動や啓蒙活動にも力を入れてきました。
とくに礼文島の希少な固有種であるレブンアツモリソウの保護には並々ならぬ熱意をかけていました。父の活動もあり、レブンアツモリソウは環境省や北海道の「レッドデータブック」に絶滅が危惧される植物として指定され、今日では地元をはじめ関係者の方々の協力のもとに手厚い保護活動がなされています。
図鑑のDVD化の取組みは、このような父の想いと活動の集大成のひとつとして始まりました。3〜4年ほど前だったでしょうか、父は「もっと多くの人が手軽に図鑑を活用できるようにしたい。DVD図鑑を作って、パソコンなどでも学んだり、楽しめるよう、これまで撮りためてきた写真を整理している」と話していました。
しかし、残念なことに、父はこの完成を目前にして、2015年9月23日に亡くなりました。
そして、多くの方々からのご理解とお力添えいただき、このたび、全5巻の『北海道の植物図鑑 教材・素材集』が完成しました。
完成にあたり、このDVD図鑑が、北海道の植物を愛するすべての方々にとって、より豊かな“北海道の植物ライフ”を楽しむためのお役に立つのでしたら、その研究と保護に生涯をかけた父も大変喜ぶことと思います。
03
感謝
本DVD図鑑の作成をはじめ、長年、父 谷口弘一へご理解とご支援をいただきましたすべての皆様に、心からの感謝の気持ちを家族を代表してお伝えいたします。
中でも三上日出夫様(故人)とそのご家族、清水純一様、勝見允行様、中山和彦様(故人)とそのご家族、竹内宏様(故人)とそのご家族、古清水譲様、村上紀道様、高橋邦臣様、中村恵一様、太田和男様、松浦一彦様、水上広志様、梅沢俊様、河野昭一様、辻寧昭様(故人)、鮫島惇一郎様、佐野浩様、中村達夫様、野坂志朗様(故人)、佐藤隆行様、亀山祐勝様、吉中弘介様、石垣充一様、小林孝人様、井上美瑛子様、富士元寿彦様、猪熊輝夫様、宗形雅俊様、高氏明雄様、田中恭子様、篰いずみ様、高井裕美子様、岩田勇三様、北本毅様、小林正輔様、駒井千恵子様、笹浪甲衛様、竹林祐子様、本多丘人様、山田訓二様、松本一江様、小林孝光様、板谷等様(故人)、岡部鉄郎様、佐藤禎一様はじめ文部科学省の皆様、北海道教育大学の教職員の皆様、木村好成様、白山実様、高森良友様、池田志保様はじめ國學院大學栃木短期大学の教職員の皆様、吉岡亮衛様はじめ日本科学教育学会の皆様、田村尚久様はじめ日本自然保護協会の皆様、北海道新聞社出版局ならびに編集局の皆様、道新文化センターで父の講座を受講して下さった皆様とそのスタッフの皆様、野の花の会の皆様、北海道野の花に親しむ会の皆様、石村勇雄様はじめ十五島自然観察園愛好会の皆様、礼文町役場の皆様、村山誠治様、牧野政幸様、檜物昭子様はじめ礼文町役場高山植物培養センターの皆様、三井敏光様はじめ礼文島の三井観光ホテルの皆様、和泉優様、吉田宜弘様はじめ札幌市南区土木部の皆様、三上功様、松澤直人様、宮崎眞智子様はじめあつまバスの皆様、大高忠三様、一円貢様、石原寿史様はじめPLACOの皆様、LIVETIMEの高田泰雅様、叔母の佐藤令子様、叔父の谷口和彌様(故人)とそのご家族、谷口直之様とそのご家族。
また、ここにすべての方のお名前をあげることは叶いませんが、父の研究や様々な活動にご理解とご支援をしていただいた本当に多くの方々に心よりお礼申し上げます。
谷口正弘
(*1)「北海道の植物図鑑 教材・素材集」各巻の構成
第1巻:白色・クリーム色の花
第2巻:2016年9月発売予定
第3巻:2016年10月発売予定
第4巻:2016年11月発売予定
第5巻:希少種を中心とした巻(2016年12月発売予定)
*概ね1か月ごとに発売していく予定です。都合により発売日が前後することをご了承ください。発売日は本ホームページ等でお知らせします。
(*2)北海道の植物に関する図鑑
(すべて谷口弘一・三上日出夫編集、北海道新聞社刊)
1977年 北海道植物教材図鑑 野の花
1979年 北海道植物教材図鑑 続・野の花
1984年 北海道植物教材図鑑 山の花
1986年 北海道植物教材図鑑 野の花・改訂版
1986年 北海道植物教材図鑑 改訂版 山の花
1989年 新版 北海道の植物 野の花 上下 
1996年 続 北海道の植物 野の花・山の花
1999年 続 北海道の植物 野の花・山の花 増補改訂版 
2005年 北海道の野の花 最新版
北海道の植物図鑑|第1巻
白色・クリーム色の花
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